このページでは会員のみなさまの活動や作品を紹介しています。

精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(令和元年10月)

◇わなびー/ケルン株式会社
高崎市下之城町にある「わなびー」は、自立訓練(生活訓練)の障害者福祉サービス事業所です。代表者の方からお話を伺いました。
-わなびーについて教えてください。
「もともと特に問題がなく、お勤めや通学ができていたが、うつ状態や心の病気になってしまった方のための、復職・再就職・復学を支援する施設です。
制度上は、障害者総合支援法による自立訓練(生活訓練)事業で、平成30年6月1日に高崎市の指定を受けました。」
-どのような支援を行っていますか。
「まずは、今の自分の状態を見える化することから始めます。ストレスを数値化し心と身体の状態を見える化します。」
-ストレスの数値化はどのように行うのですか。
「唾液成分の計測によるストレスの数値化、心身の健康状態が分かる健康チェック票THI、心拍変動器による交感神経と副交感神経のバランス測定により、心と身体の状態の見える化します。」
-その後の支援について教えてください。
「ストレスを見える化した後で、アロマテラピストやパーソナルトレーナーの指導のもと、ストレスの軽減法や対処法を身につけていきます。そうした支援により、よく眠れるようになったり、食事がとれるようになったり、笑うことが出来るようになったり、前向きになってきます。」
-職場復帰に向けて行う対処法として、どのようなことを行っていますか。
「3分スピーチ,新聞記事等の要約,ロールプレー,認知行動療法,ビジネスワーク,食育などの指導です。そうした支援によって、物事のとらえ方や考え方には色々ある事を理解してもらい、コミュニケ―ション能力を高めて、復職や再就職に向けて、自分の苦手な事を克服する対処法を学びます。」

-随分多彩なことをされていますが、それを行うスタッフはどのような方を 配置していますか。
「福祉経験のある方や、企業等で様々な経験をされた方を積極的に採用し、それぞれの知識経験を活かしてもらっています。」
-ワナビーを利用されて当事者の方は、どのように変化しましたか。
「ストレスの対処法や軽減法を身につけ、コミュニケ―ション能力が上がったことにより、心身の状態の落ち幅が減り、回復も早くなってきています。家族の方からも、そうした変化について、驚きと感謝が寄せられており、一人でも多くの方に利用していただけたらと思います。」

<問い合わせ先>
わなびー 電話 027-388-8960

◇ 精神科訪問看護ステーション つむぎ / NPO法人F-next

伊勢崎市波志江町にある「つむぎ」は、精神科訪問に特化した訪問看護ステーションです。
精神疾患があり自宅等で療養されている方が、家庭や地域社会で日常の生活を安心して送ることが出来るよう、看護師が定期的に訪問して、相談や必要な支援等を行っています。
人とのつながりをつくり出す仕組みを、NPO法人F-next全体で考え、訪問看護の利用者が孤独にならないような支援につなげたいと考えています。
スタートしたばかりの小さな組織ですが、地道な活動を続けていきます。

- 訪問看護では具体的にどのようなサービスをしていますか。
お薬の管理、症状の観察と早期発見、食事や睡眠・入浴などの生活相談や援助、対人関係スキルの助言や援助、家族調整などが中心です。利用する方の希望する生活に近づけるよう、強みを生かした目標やプラン作りのお手伝いをします。

- 訪問看護にピアサポーターが同行する取り組みについて、教えてください。
ピアサポーターが訪問に同行し、調子が悪くなったときの対処法等を、自分の経験に基づいて、利用者に助言しています。同行するピアサポーターに、病気を抱えながら地域で暮らす技を伝授してもらいます。当事者同士という安心感があることで、利用者によい効果があるようです。

- どんな方が利用していますか。
退院後間もない人、就労している人、グループホーム入居者、ひきこもりの人、対人関係に問題を抱えた人、生活に必要なスキルを獲得していない人など、いろいろな方がいます。
現在のところ、昼間だけの支援となっていますが、将来的には夜間帯の支援、相談機関との連携等を図り、活動をより充実させていきたいと考えています。
特に、ひきこもりの方については、どう支援するかについて、ひきこもり支援センターとのつながりを持ちたいと思っています。

<問い合わせ先>
精神科訪問看護ステーションつむぎ
電話/Fax 0270-75-1584
Email st.tumugi@gmail.jp
URL  https://houmonkango-tumugi.jimdosite.com

精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(令和元年9月)

◇ みやま工房、キッチンハウスみやま/NPO法人山脈
吉岡町大字南下にある「みやま工房」「キッチンハウスみやま」は、就労継続支援B型の障害者福祉サービス事業所です。代表者の方からお話を伺いました。

- 山脈について教えてください。 -
「私たちは障がいを持つ人も、そうでない人も共に安心して暮らせる共生社会を目指し、障がいを持つ人々の多様なニーズに応える地域生活支援を実践していきたいと考えています。そのため就労をはじめとする社会復帰支援事業や生活の基盤となる生活支援事業や、各種ボランティア活動の促進、公益活動、当事者支援の活動などを行っています。」

- 設立の経緯について教えてください。 -
「私の次男が大学生の時に統合失調症を発症しました。父親として、病気の完治を目指し、いろいろな方に相談したり、勉強したりしました。その中で、この病気は、完治するものではなく、上手につきあい、周りの人々や地域に支えられ、その人らしく生きていくことが大切であると思えるようになりました。自分の息子と同じように病気(障害)のある方に少しでも出来ることをしたいという想いで、協力いただける方のお力をお借りし、山脈を立ち上げました。」

- ピアサポーター活動にとても熱心だと伺っております。 -
「利用者の方が、ピアサポーターとして、精神科病院の入院患者の方を訪問し、お話をしたり、一緒に作業をしたりしています。ピアサポーターが、自分の経験を入院患者に語ること、一緒の体験をすることでお互いに良い刺激となっていると思います。渋川地域の他の事業所のピアサポーターの方との交流も行っています。」

- 設立15周年を迎え、記念行事など企画されていると伺いました。 -
「来年の1月に記念行事として吉岡町文化センターで、「夜明け前~呉秀三と無名の精神障害者の100年~」というドキュメンタリー映画の上映と、当事者、家族、支援者及び行政によるディスカッションを実施予定です。さらに2月に創立記念セレモニーと「星に語りて~東日本大震災、障害のある人と支援者の物語~」という映画の上映を実施予定です。詳しい内容が決まり次第、HPなどでご案内いたします。多くの皆様にご来場いただければと考えております。」

<問い合わせ先>
電話 0279-54-2947
HP http://www.npo-yamanami.jp/

公益社団法人日本てんかん協会群馬県支部が主催した
「第20回てんかんセミナー」に参加しました。

今回のてんかんセミナーは、「群馬のてんかん診療と今後のよりよい地域連携のために」がテーマでした。
国立病院機構渋川医療センター脳神経外科部長、同ニューロモジュレーションセンター副センター長の髙橋章夫先生から、てんかんに関する基礎知識と群馬のてんかん診療の状況に関する講演がありました。
以下、Q&A形式で、概要を紹介します。

- てんかんとはどのようなものですか。
「てんかんは、様々な原因でおこる慢性の脳の病気です。大脳の神経細胞が過剰に興奮するために、脳の症状(てんかん発作)が反復性をもっておこるものです。」

脳では様々な神経のネットワークが活動していますが、そのネットワークが一時的にトラブルを起こす現象(てんかん発作)を繰り返す疾患が『てんかん』です。」

- てんかんの発作には、どのような分類がありますか。
「焦点性発作、全般性発作、その他に分かれます。大まかにいうと、焦点性発作は、脳の一部のネットワークの障害、全般性は、脳の広汎なネットワークの障害です。
このうち、焦点性なのか全般性なのかは、非常に大切な分類です。」

- てんかん発作の分類によって、どのような違いがありますか。
「使う薬が違ってきます。それぞれの分類に応じた薬を処方しないと、かえって
症状を悪化させてしまう危険性があります。」

- てんかんの治療について、ライフステージによる違いはありますか。
「てんかんは全年齢層で発症しますが、こどもと大人では、治療方針も変わってきます。乳幼児期の繰り返すてんかん発作は脳に悪影響を及ぼすリスクが高く、より積極的な治療が必要です。一方、成人であれば、発作を抑制できる量の抗てんかん薬を継続して服用し、『深追いはしない』が一般的となっています。

重要なことは、小児科と成人科の連携で、いかに円滑に連携を図るか、思春期以降のてんかんを誰が治療するか、本県のてんかん専門医の現状を考えても大きな課題です。」

- 本県のてんかん専門医の現状について、教えてください。
「てんかん専門医の人数は、他県に比較して非常に少ない現状があります。そのため、てんかんの患者さんが他県で診察を受ける現状であり、患者の費用負担は大きくなっています。」

- そうした現状の中、本県ではどのような取り組みを行っていますか。
「群大、小児医療センター、精神医療センター、そして渋川医療センターが中心となり、月に1回、てんかん診療に関するカンファレンスを実施するなど、医療連携を図っています。このような地域での取り組みを行う一方、やはりてんかん専門医確保は重要なので、てんかん協会の方などの協力を得て、医師の確保に声をあげていきたいと思います。」

公益社団法人日本てんかん協会群馬県支部
前橋市昭和町2-16-24 岡田様方
電話  027-234-0253
FAX 027-231-6904
メール n90527@green.ocn.ne.jp
HP https://jea-gunma.jimdo.com/

精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(令和元年7月)

◇ 多機能型事業所 coco-kara/一般社団法人hygge(ヒュッゲ)
沼田市下沼田町にある「coco-kara」は、就労継続支援B型と自立訓練(生活訓練) の障害者福祉サービス事業所です。代表者の方からお話を伺いました。

- 事業所名coco-karaに込めた思いを教えてください -
「”ここから”はじまる・・・”ここから”つながる・・・また一歩を”ここから”という思いを込めています。coco-karaでは”その人がその人らしく”いられるように応援をしていきたいと思っています。法人名のhygge(ヒュッゲ) は、デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地の良い雰囲気」という意味です。」

- 事業所の建物の1階は、農産物の直売所でした -
「建物は農協さんの所有物です。1階の直売所は、地域の農家の方々も関りながら、地元の企業が運営しています。地域の中で人々といっしょになって事業をしたいと思い、この場所にしました。直売所の仕事を利用者さんが頼まれることもあります。直売所に農産物を納めに来る農家の方から農作業をお願いされることもあります。それらの関りを通して地域の一員として日々過ごしていけたらと思います。」

- コミュニケーションに力を入れたプログラムと伺いました -
「利用者の方の多くは仕事に就くことを目指しています。やはり仕事に就くにはコミュニケーション能力は欠かせません。午前中に作業を行い、午後はSSTなどコミュニケーションスキルを獲得するためのプログラムを取り入れています。」

- coco-karaに通いたいと考えている方は、どうしたら良いでしょうか -
「事前にcoco-kara、市町村窓口、相談支援事業所にご相談ください。」

<問い合わせ先>
coco-kara 0278-25-3303

 

 

◇ ゆーハウス前橋/NPO法人ぽれぽれ

前橋市にある「ゆーハウス前橋」は、就労継続支援B型の障害者福祉サービス事業所 です。

- 法人の設立目的を教えてください。

「精神の病気を持った人たちが、自分の住む地域と人との関係性を大切にし、そこで普通に暮らせることを目的として設立しました。その人に見合った仕事があり、仲間と協調しながら目標に向かって成果を実感できること、安心していられる場所、活動できる場所づくりを目指しています。」

- ゆーハウス前橋について教えてください。

「自主事業として「手打ちうどんの製造・販売」を、施設外就労として除草や清掃の作業、また軽作業として電子部品の組み立て作業、商品の小分け作業などを行っています。
普段は作業がメインですが、仲間との交流やお楽しみの時間としてバーベキューやボウリング大会、日帰り旅行などの行事があります。誰でも安心していられる場づくりと就労支援を目指しています。」

- 初めての方でも大丈夫でしょうか

「職員が当事者一人一人と面談し、相談しながら興味のある作業、その人に見合った作業を提供しています。失敗も経験のうちと、いろいろなことに挑戦してもらえる場にしています。人それぞれ心配事は異なりますが、困っていることを安心して相談できるよう心がけています。」

<問い合わせ先>
ゆーハウス前橋   電話 027-237-0539

 

精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(令和元年6月)

◇ラスター/社会福祉法人 日輪

前橋市上泉町にある「ラスター」は、就労継続支援B型を行う福祉サービスの事業所です。代表者の方からお話を伺いました。

- 事業所について教えてください。

「利用者の方が地域で自立した日常生活及び社会生活を営むことが出来るよう、就労及び生産活動の機会を提供するとともに、生産活動等を通じて、就労に必要な知識及び能力の向上のための訓練を行っています。」

- 利用者の方は事業所でどのようなお仕事をしていますか。

「農作業、パソコン分解、ポスティング及び老人ホーム等の清掃など、いろいろな仕事があります。できるだけ本人の希望に添った仕事をしていただけるようにしています。」

- 利用者の方にお支払いする工賃はどのくらいになりますか。

「平成30年度の1人当たりの月額平均工賃は、17,154円、時給平均工賃は、356円でした。工賃アップは、利用者の方の張りになります。群馬県の最低賃金809円の半分、400円を目標に少しでも近づけるよう頑張っています。」

- 一般企業への就職に向けた支援はどうでしょうか。

「一般企業への就職を希望する方に対しては、求人情報の提供、実践的な訓練及び繋ぎなどできる限りの支援をさせていただいております。勿論、ラスターで働き続けたいという選択もあります。本人の意志が大切です。」

- 事業所を運営していく上でのモットー、利用者の方に対する思いなど教えて下さい。

「利用者の方は、障害のことで自分自身を責めたり、周りの十分な理解を得られなかったり、辛い思いをしてきています。まずは利用者の方にとって安心できる場所でありたいと思います。そして利用者の方の意志は最大限尊重します。時には甘え、わがままを言ってもらっても良いです。仕事出来ています。自信を持って欲しいです。」

~ ~ ラスター運営の理念 ~ ~

安心:利用者にとってラスターは安心できるところでなければならない。いつでも受け入れてもらえる、躓いてもすぐに手を差しのべてくれる人がいる。失敗しても怒鳴られることなく、叱られたり、大声で注意されることなく、許してもらえる。また失敗したところまで戻って優しく最初から教えてもらえて、上から言われることなく、いつでも寄り添っている人が居る。

自信:焦らず、慌てさせず、ゆったりとした自分のペースで物事が運ばれ、自信をつけることができるところ。

自由:市民ルールを逸脱しない限り自由である。誰からも拘束されることなく、束縛されることなく、命令されることなく、自らの力で自由に選択ができ、己を大切にしてくれる人がいる。自己の意見を尊重して力になってくれる人が居る。

~ ~ ~ ~

- 新たにラスターを利用したい方は、どうしたら良いでしょうか。

「事前にラスター、市町村窓口、相談支援事業所にご相談下さい。お待ちしております。」

<問い合わせ先>

ラスター 027-269-0688

    

 

 

 

 

 

 

精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(平成31年2月)

◇ あいぽーとあすなろ/NPO法人ぽれぽれ

渋川市にある「あいぽーとあすなろ」は、就労継続支援B型、就労移行支援及び就労定着支援を行う福祉サービスの事業所です。

- 事業所について教えてください。

「近年、心を病む人が増加していると言われています。そのような心の病を持った当事者の方が、社会復帰を目指して、地域で生き生きと生活でき、生活や仕事を通じて自立できるように、関係機関と連携しながら就労支援を行っています。」

- 事業所ではどのような授産科目がありますか。

「ケーキなどの各種焼き菓子・手打ちうどんの製造及び販売、畑仕事、ラベンダー各種製品作り、粉・固形石けん作り、電子部品組み立てなどの内職です。事業所外に出かけての清掃作業や除草作業なども行っています。仕事以外にも仲間作りのための交流会など実施しています。」

- 就労に不安を感じている方でも大丈夫でしょうか。

「職員が当事者の方一人一人と相談しながら、その人に見合った仕事をしていただくようにしています。仲間と協力しながら目標に向かって成果を実感してもらえるよう支援しています。障害の重い方でも責任を持ってお受けしますのでご安心ください。」

- 一般就労に向けた支援はどうでしょうか。

「当事者の方の将来を見据え、一般就労の道にチャレンジできる就労支援にも力を入れています。一般就労に必要となることについて、事業所での仕事を通じて、職員が実践的なアドバイスをしています。一般就労が難しい方については、可能な限り高い工賃を提供できるように努めています。」

- 前橋市内でも事業を実施しているとお聞きしました。

「前橋市内の「ゆーハウス前橋」でも就労支援を行っています。心の病のことでお困りの方は一人で悩まず、当法人・事業所にお気軽にお問い合わせください。きっと良い未来が開かれると思います。」

<問い合わせ先>

あいぽーとあすなろ 0279-22-4649
ゆーハウス前橋   027-237-0539

 

 

精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(平成30年11月)

◇ 日本精神科看護協会群馬県支部

日本精神科看護協会群馬県支部は、学術的な研究から地域に根ざしたイベントの開催まで様々な活動を通じて精神科看護の向上を目指している団体です。活動内容などについてお聞きしました。

- 日本精神科看護協会群馬県支部について教えてください。                  「日本精神科看護協会は精神科看護に携わる人々を主たる対象とした看護職能団体であり、全国で約4万人の会員がおります。群馬県支部は47ある支部の一つで、会員数は約850人です。」

- 主な活動内容について教えてください。                             「群馬県内の精神科看護職員を対象に月1回研修会を開催し、看護知識・看護技術の向上に努めています。他に看護フェスタ及びこころの日の普及啓発イベント、県内の精神科病院に入院してる方のグラウンドゴルフ大会の運営等を行っています。」

- 看護フェスタについて教えてください。                                「群馬県看護協会、群馬県助産師会と共催で、「看護の心」の普及啓発を通じて、県民の皆様に看護についての関心を高め、理解を深めるとともに看護の明るいイメージづくりを図ることにより、看護職員などの就業を促進し、活気ある長寿社会づくりに寄与することを目的にイベントを行っています。今年は、5月19日に伊勢崎スマークで実施しました。日本精神科看護協会群馬県支部は、メンタルヘルスのブースを担当し、来場された方のこころの健康相談を行いました。」

- こころの日のイベントについて教えてください。                      「1988(昭和63年)7月1日の「精神保健法」の施行日にちなんで、7月1日がこころの日と位置づけられました。日本精神科看護協会群馬県支部では、精神疾患や精神障がい者に対して正しい理解を図り、こころの健康の大切さを考えていくために、「こころの日」週間(7月1日前後1週間)に合わせて演奏やイベントを行っています。今年は、7月2日にイオンモール高崎で実施しました。」

- グラウンドゴルフ大会について教えてください。                         「日本精神科病院協会群馬県支部の主催のもと、県内の精神科病院在院者を対象にグラウンドゴルフ大会を運営しています。今年は、10月9日に前橋市北部運動場で実施しました。8病院から13チームの参加があり、競技を通じて社会復帰への機運を醸成するとともに親睦を深めていただくことができました。」

 

 

 

 

 

 

◇ NPO法人 地域メンタルヘルスの会

地域メンタルヘルスの会(代表:当協会会員 榛名病院 院長 長谷川 憲一 氏)が主催している平成30年度連続講座に参加し、会の活動内容等についてお聞きしました。

- 地域メンタルヘルスの会について教えてください。
「精神障害者の方が地域の中で自分らしく暮らして行けることを目的として、当事者、ご家族、地域の精神保健、医療及び福祉の関係者の方を支える活動をしています。平成12年に設立されました。それ以前は生活臨床に取り組んでいる医師の方と保健師の方の事例検討を通じた勉強会という形で活動していました。」

- 主な活動内容について教えてください。
「年6回(隔月)の連続講座等です。地域メンタルヘルスの名称のとおり、地域精神科サービスに関わる幅広い話題で講座を行っています。「早期支援」「家族支援」等、毎年テーマを設定して実施しています。平成30年度は、「地域メンタルヘルスを担う人材」をテーマに設定し、実施しています。」

- 本日の講座はリカバリーを支える組織の作り方でした。
「元多摩センター伊勢田堯先生に講師をお願いしました。リカバリーとは疾患ではなく、その人(当事者)の人生に目を向ける、という考え方です。実施するにはどうすればよいか、ご教授いただきました。当事者、家族、援助者、専門家全ての方に有意義なお話でした。」

- 次の講座はいつ、どこで、どんな内容で実施されますか。
「次回は本年度第5回目になります。日時は1月20日(日)午後2時から4時まで、会場は、群馬県庁昭和庁舎3階35会議室です。「長期的視野に立った人材育成」と題して中之条病院の小川一夫先生からお話を伺います。」

- 講座を受講するにはどうしたらよいですか。
「当会の講座はすべての方々に開かれています。当事者、家族、援助者、専門家ならびに一般市民の皆様、どうぞお気楽にご参加下さい。事前申込は必要ありません。当日、直接、会場にお越し下さい。参加費は無料です。詳細は添付ファイルをご覧下さい。お問い合わせは、地域メンタルヘルスの会 FAX:0279-25-1132  E-mail:HFH01003@nifty.ne.jp までお願いします。」

 

 

リーフレット(PDF)

 

 

精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(平成30年10月)

◇ 児童発達支援・就労移行支援事業所/NPO法人リンケージ

高崎市にある「NPO法人リンケージ」は、発達障害のある方を支援する事業所として、幅広く活動されています。

- 運営の特徴を教えてください。                                      「乳幼児から成人まで、発達の特性に合わせた支援を行っています。」

-具体的にはどのようなサービスを提供していますか。                                 「児童発達支援・放課後等デイサービス・就労移行支援・相談支援の4サービスを行っています。」

- 就労移行支援につなげるまでには、児童期の支援が重要だと思いますが、児童発達支援の特徴はどのようなものでしょうか。
「個々のかかわりを大切にするクラス、集団活動を大切にするクラス、いずれも丁寧に一人一人を見られるようにしています。1クラスの人数は3~6人です。ご本人の得意なところを伸ばし、苦手なところを支え育む療養を、保護者の方と協力しながら行っています。3が月に1回の心理面談を通し、ご本人の日々の様子を詳しくうかがうことで、支援の見直しも細かく行えるよう心がけています。」

- 次に、就労移行支援の特徴はどのようなものでしょうか。                   「ご本人に合った仕事や環境を選んでいくために、さまざまな作業に取り組んでもらっています。また、自己理解・感情コントロール・ビジネスマナーなどの講座を実施し、本人が就労に向けて準備を整えられるように支援しています。丁寧に本人の特性をアセスメントしながら本人に適した環境選びのサポートを行い、一緒に就職を目指します。就職後の定着支援にも力を入れています。」

 

 

 

 

 

 

◇ グループホームドルフィン

グループホームドルフィンは、前橋と高崎で、障害者総合支援法によるグループホームを運営しています。そのうちの「ドルフィン前橋」を訪問しました。

- ドルフィンの特色を教えてください。
「病院を退院された方を主に受け入れています。安心・安全な生活をする中で、その人らしく生活できるよう、職員一同支えられればと考えています。」

- 入居者の日中の活動を教えてください。
「約9割の方が、就労系の事業所に通っています。B型事業所がメインですが、A型事業一般就労に通っている方もいます。」

- 事業所への交通手段はどんなものですか。
「事業所の送迎があるので、皆さん利用しています。」

- 事業所へ通うことについては、グループホームで働きかけたのですか。
「先生をはじめ、支援者、グループホームでも働きかけますが、きっかけは、入居者同士の会話だと思います。就労系事業所で働いている方が、事業所での出来事などを話すのを聞いて、「自分もやってみようかな。」と考えるようです。当事者同士の会話が、本人の意欲を引き出すには一番良いと感じてい        ます。」

- 病院→グループホーム→日中活動としての事業所という流れが、無理のない形でできているようですね。このような流れを作る上で、どのような方の関わりが多いですか。
「やはり、病院のケースワーカーの存在が大きいと思います。これに加え最近では、相談支援事業所の役割も多くなっていると感じています。」

- こうした流れの中での、グループホームの方針を教えてください。
「利用者の意向を尊重し、お仕着せではなく、自然な形で社会への参加ができるよう支援していきたいと思います。」

精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(平成30年9月)

◇ 精神保健福祉ボランティア こぶしの会

「こぶしの会」は、太田市内で精神障害者の方を対象にボランティア活動を行っている団体です。こぶしの会が開催している「ほっとサロン」に参加し、活動内容などについてお聞きしました。

- こぶしの会について教えてください。
「誰だって人生の途中で心が疲れたり、病気になることがあるはずです。心を病むことは、自分とかけはなれた世界のことではなく隣にあることです。こぶしの会は、心病む人が地域でごく自然にごく当たり前に生活ができるよう支援する活動を目的として、26年前に設立しました。」

- 本日開催している「ほっとサロン」について教えてください。
「ほっとサロンは精神障害者の方が自由に参加できる居場所です。精神障害者の人と会員が一緒になって、のんびりコーヒー飲みながら、おしゃべりしたり、ゲームや手芸をしたり、楽しい時間を過ごしています。毎月第一土曜日午後1時30分~毎月第3木曜日午後1時30分から太田市福祉会館2Fボランティア室で開催しています。」

- 他にどのような活動をしていますか。
「ほっとサロンの特別バージョンとして、ボウリング大会(7月)、日帰り温泉旅行(11月)、クリスマス会(12月)、お汁粉の会(1月)を開催しています。」

- 活動資金について教えてください。
「会員の会費(1人あたり年1,000円)、太田市社会福祉協議会の補助金、共同募金、こころのふれあいバザー展・太田スポレク祭などのバザーの収益金です。」

- どのような方が会員になっていますか。
「現在会員は26人。主婦の方が多いです。男性は3人です。パートで介護士をしている方、傾聴ボランティアをしている方、点訳ボランティアをしている方もいます。」

- 会員になるには、どうしたらよいでしょうか。
「こぶしの会と太田市社会福祉協議会の共催で毎年6月~7月に4日間の日程で精神障害者ボランティア養成講座を実施しています。まずこの講座を受講してください。その後、ほっとサロンにお試し参加したうえで、入会していただくことになります。本日のほっとサロンにも本年のボランティア養成講座を修了された方5人がお試し参加しています。こぶしの会やほっとサロンについて、詳しく知りたい方は、会長宅(森村 電話:0276-38-1625)までご一報ください。」

 

◇ 前橋精神障がい者 家族の会 あざみ会

家族の会は、同じ悩みを持つ精神障害者の家族が集まり、その苦労や体験を話し合い、  お互いに助け合うことを目的とする会です。あざみ会は前橋市にお住まいの方で構成されています。

- あざみ会について教えてください。                              「あざみ会は平成8年創立、以来22年の年月が経過しており、現在約70名の会員が在籍しています。家族会のモットーである「1 支え合い 2 学び合い 3 活動する」を活動の基本にし、会員の交流と融和、学習、活動へと取り組んでいます。

- 具体的な活動内容について教えて下さい。                            「年度当初の総会、行政機関から諸制度の説明会及び懇談会形式の話し合い、ミニバザーによる活動資源の確保、群馬つつじ会(注)の諸行事、研修会、講演会等への参加、更に行政への要望書の提出、会独自の講師による講演会の開催、そしてリンゴ狩り、新年会の実施による会員相互の交流、年度末には次年度の活動計画の策定等に取り組んでいます。」

- 他にどのような活動がありますか。                            「会員である精神保健福祉士主催による「きょうだいの集い」及び「当事者の集い」を実施しています。「きょうだいの集い」は偶数月、「当事者の集い」は奇数月の各土曜日です。」

- 会の課題などについて教えて下さい。                              「近年では会員の高齢化が進み、家族会共通の悩みである「親亡き後」の学習に高い関心が寄せられています。そして障がい者地域社会の理解と支援の充実を得られ、社会参加へと進むことを願う活動の日々です。」

- 悩みを抱えていて、相談したい。会員になるにはどうしたら良いですか。           「家族でなければわからない悩みがあります。会について詳しく知りたい、会員になりたい方は、まずは、あざみ会携帯電話(後藤 電話 080-2392-0705)までご一報ください。」

(注)群馬つつじ会について
群馬県内には、あざみ会(前橋市)の他に各市町村地域で活動している家族会が15あります。これら家族会の連合体が、群馬県精神障害者家族会連合会(群馬つつじ会)です。

群馬つつじ会 ホームページ

 

 

精神保健福祉に関連する情報を掲載しました。(平成30年9月)

◇ 労働安全衛生調査(平28)より

厚生労働省が実施している労働安全衛生調査の結果です。

【職場におけるメンタルヘルスの状況】
○メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は、56.6%となっています。メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所のうち、労働者のストレスの状況などについて調査票を用いて調査(ストレスチェック)した事業所の割合は62.3%となっています。

また、労働者のストレスの状況などについて調査票を用いて調査(ストレスチェッ ク)した事業所のうち、事業所等が指定した医師等の専門家による面談等を実施した事業所の割合は33.6%となっています。

○現在の自分の仕事や職業生活での不安、悩み、ストレスについて相談できる人がいる労働者の割合は、91.1%となっています。
相談できる相手(複数回答)をみると、「家族・友人」が84.8%と最も多く、次いで「上司・同僚」が76.0%となっています。

○過去1年間(平成27年11月から平成28年10月31日までの期間)にメンタルヘルス不調により連続1ヶ月以上休業した労働者の割合は、0.4%、退職した労働者の割合は、0.2%となっています。

このうち退職した労働者について業種別にみると、「医療、福祉」が0.4%と最も高くなっています。

精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(平成30年8月)

◇ ぐんま障害年金支援プロチーム

ぐんま障害年金支援プロチーム(代表:当協会会員 社労士事務所 社労企画  塚越 良也 氏)が主催している障害者と家族・支援者のための障害年金教室IN伊勢崎に参加し、チームの活動内容等についてお聞きしました。

- ぐんま障害年金支援プロチームについて教えてください。                   「障害年金の請求手続きサポートを業としている県内の社会保険労務士の有志が集まり、平成25年9月19日にチームを発足しました。障害年金の認知度と受給率の向上を目指して活動をしています。具体的活動として、県内各地で障害年金教室(無料)や相談会(無料)を開催しています。障害者の半数に当たる精神障害者の方の生活支援にも役立つものです。」

- 障害年金の認知度や受給率は、例えば老齢年金と比較するとどうでしょうか。           「 障害年金は障害を負っている方を経済面でサポートする素晴らしい制度ですが、残念ながら、老齢年金と比較すると、認知度等は低いのではないかと思います。理由として、制度が難しく周知が十分にされていないこと、制度を知っても受給できる方は、障害を負っているためにご自分で請求の行動ができない等が挙げられます。受給資格のある方には是非受給していただきたいと思います。」

- 障害年金の申請で特に留意することがあれば教えてください。                   「医師の診断書はとても重要です。主治医に実際の日常生活の状況をきちんとお伝えすることが重要です。」

ー 相談会(無料)では、どのような相談ができますか。                      「障害年金の制度・仕組みの相談、障害年金の請求手続きの相談等です。例えば、「初めて障害年金のことを知ったが、良く分からないので教えて欲しい。」「自分は統合失調症だが、障害年金はもらえるのか。」「受給額はどのくらいになるのか。」「請求手続きが複雑でどうしたらいいかわからない。」などです。なお、請求手続きを社会保険労務士に依頼する場合は有料となります。

- 今後の教室(無料)、相談会(無料)の予定について教えてください。               「平成30年12月1日(土)年金教室13:30~ 個別相談会(先着4人、お一人50分)15:00~ 場所は、群馬県社会福祉総合センターB01会議室(地下)です。詳細は添付ファイルをご覧下さい。お問い合わせ・お申し込みは、027-266-5165(橋爪社会保険労務士事務所)にお願いします。
  添付ファイル 12月1日(土)年金教室、相談会チラシ 

 

◇社会福祉法人 希望の家/児童心理治療施設 青い鳥ぐんま

平成18年9月にみどり市大間々町内に開設した「青い鳥ぐんま」は、県内では、唯一の児童心理治療施設です。この施設は、環境上の理由により家庭や学校での生活への適用が困難になった児童に対して社会生活に適用するために必要な心理に関する治療及び生活指導を主として行う児童福祉施設です。

- どのような子供たちが利用していますか。                           「決められたルールが守れない子、学校に行けない子、落ち着きが無く乱暴な行動をとる子など、気持ちが不安定な子供たちです。親子関係がうまく行かないケース(育児困難)も対象になります。」

- 施設ではどのような治療や指導が行われていますか。                       「各部門が協働して子供たちの指導を行っています。
・医療・・・・精神科や小児科の医師による診療を行います。
・心理療法・・一人一人が本来持っている力により、悩みや問題を解決できるように援助をしていきます。
・生活指導・・基本的な生活習慣や集団生活のルールを身につけられるよう援助していきます。
・学校教育・・施設内にある大間々東小、中学校の分教室(特別支援学級)にて少人数で勉強をします。
・家庭支援・・家庭の方の不安や悩みが解消でき親子関係が再構築されるよう援助を行います。」

- 施設の利用形態について教えてください。                            「入所(定員38人)と通所(定員15人)があります。入所は、施設で生活して、施設内の学校に通学します。通所は、家庭から施設に通い、心理指導等を受けます。」

- 施設を利用するにはどうしたらよいですか。                           「ご利用についての手続きは、児童相談所を経て行われます。最寄りの児童相談所(または青い鳥ぐんま 電話・0277-70-1200)にご相談ください。」

 

◇ 精神保健福祉ボランティア やよい会

「やよい会」は、高崎市内で主に精神障害者の人を対象にボランティア活動を行っている団体です。活動内容などについてお聞きしました。

- やよい会について教えてください。
「高崎市ボランティアグループ連絡協議会の加盟団体です。平成13年から活動をしており、現在、会員は54人です。平成21年度に高崎市福祉ボランティア顕彰を、平成25年度に群馬県福祉ボランティア顕彰を受賞しました。精神障害者の人が地域で当たり前に生活が送れるよう支援しています。」

- 主な活動内容について教えてください。
「主な活動としては、精神障害者サロンの開催、精神障害者福祉施設や作業所との交流会があります。精神障害者サロンは、毎月1回、高崎市の佐野公民館を会場に開催しており、精神障害者の人と一緒に料理を作ったり、精神障害者の人からの日常生活に関する相談など受けています。サロン参加者による旅行も年1回実施しています。また、支援者養成のため、精神保健福祉ボランティア養成講座やステップアップ講座を開催しています。」

ー 他にどのような活動をしていますか。
「精神障害者の人以外を対象としたボランティア活動も行っています。高崎市心身障害者スポーツ大会、赤い羽根街頭共同募金、社会を明るくする運動、高崎市社会福祉協議会の主催する各種事業に参加しています。平成29年9月6日の全国盲女性研修大会(群馬大会)や平成30年6月14日の日本身体障害者福祉大会(ぐんま大会)にも参加しました。全国盲女性研修大会(群馬大会)では、目の不自由な人を支援をするため、事前に研修を受けて臨みました。」

ー 活動資金について教えてください。
「会費と高崎市社会福祉協議会の補助金などもありますが、活動資金の大部分は、フリーマーケットに参加して会員が自分たちの不要になった服などを販売したり、高崎市社会福祉協議会主催のふれあいの広場に参加してコーヒーを販売したりすることで賄っています。」

ー 会員を募集中とのことですが、会員になるには資格など必要ですか。
「会員は、主婦、元会社員、看護師を卒業した人、元市役所職員など様々です。資格は特に必要ありません。会費は1人あたり千円/年です。会員になって活動をしたい方、会について詳しく知りたい方は、会長宅(佐藤 電話:027-325-7388)までご一報ください。」

 

 

 

 

 

精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(平成30年7月)

◇ 医療法人愛全会 武蔵野病院

太田市龍舞町にある「武蔵野病院」は、精神科の専門病院です。
精神疾患の方一人一人に適した治療方法と療養環境の提供を行っています。また、ご家族の方が抱える様々な不安にもお答えできるよう、相談・サポート体制を整えています。

- 病院について教えてください。
「東毛地区における精神科病院としての責任ある立場から、老人施設や障害者施設等と連携のもと、医療と福祉の連携をより実践すべく、入院、外来、そして地域への復帰を目指した一連の治療を広く展開しています。また診療面についても、精神科一般病棟、精神科作業療法、訪問看護など充実を図っています。」

- 老人施設や障害者施設等との連携について教えてください。
「例えば、老人施設入所者が認知症の周辺症状により施設での日常生活が難しい場合に、当院で入院等による治療を行い、状態が改善すれば、施設での安定した生活に戻っていただくことができます。このような対応がスムーズにできるよう、日頃から老人施設や障害者施設等とは連携を密にしています。なお、認知症の方については、地域包括支援センター等からの相談もお受けしています。」

- 東毛地区は工業地帯のイメージがありますが、その辺の影響はどうでしょか。
「東毛地区は製造業が盛んで、そこで働く人のための寮やアパートなども多くあります。家族から一人離れて、出稼ぎに来ている方、その中には外国の方や若い方も多くいて、慣れない環境で精神的に不調になってしまう方もいます。当院では企業の産業医、精神科クリニック、地域コミュニティ及び行政機関等の方々と連携のうえ、精神的に不調になってしまった方のメンタルケアを行っています。」

- 地域移行についてはどうでしょうか。
「当院は救急ではないこともあり、比較的長期入院の方が多く、高齢化も進んでいます。地域への復帰については難しい方もいらっしゃいます。一方、当院の訪問看護はベテランの看護師が行っており、関係者と連携して地域での生活を支えています。また、作業療法ではピアサポーターの方との交流会を積極的に行っており、入院している方の意欲喚起に繋がっています。今後は、精神障害のある方の社会参加、社会復帰を進めるためデイケアに取り組むことなど検討していきたいと思っています。」

           

精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(平成30年6月)

◇ 訪問看護ステーション ケアーズ伊勢崎南

伊勢崎市羽黒町にある「ケアーズ伊勢崎南」は、精神科訪問に特化した訪問看護ステーションです。
精神疾患で自宅等で療養されている方が、家庭や地域社会で日常の生活を安心して送ることが出来るよう、看護師・作業療法士などの専門職が定期的に訪問して、相談や必 要な支援等を行っています。

- 訪問看護では具体的にどのようなサービスをしていますか。                   「お薬の管理、症状の観察と早期発見、食事や睡眠・入浴などの生活相談や援助、対人関係スキルの助言や援助、主治医への連絡相談、就労及び社会資源活用についての助言などです。ご本人の自己対処能力を高め、自立を支援できるように心がけています。」

- 訪問看護を利用するにはどうしたらよいですか。                         「訪問看護は医師の指示のもとで提供されるサービスです。利用を希望される方は主治医や病院のソーシャルワーカーへご相談ください。」

- 週に何回利用できますか、1回の訪問時間はどのくらいですか。                  「週に3回を限度として、利用される方の要望を取り入れて利用回数を決めます。病院に入院していた方は、退院後3ヶ月以内の期間は週に5回まで利用できます。1回の訪問時間は30分~1時間程度です。通常の訪問は2人で行っています。」

- 利用者の中には、精神症状が悪化して、措置入院になってしまった経験のある方もいるのではないかと思います。緊急時の対応はどうでしょうか。
「24時間連絡が取れる体制になっています。深夜等に急に具合が悪くなってしまった場合など、必要であれば、緊急訪問します。」

- 事業所の隣の建物は「いせさきはぐろサロン」と言うそうですが、どんなところですか。
「『いせさきはぐろサロン』は、誰でも気軽に集うことができる場です。訪問看護を利用している方も、こちらに来て、地域の方と一緒に、お茶を飲んだり、お話をしたり、カラオケをしたり、体を動かしたりしながら、過ごされています。住み慣れた地域で、地域の方と交流しながら、自分らしく暮らして行くことは素敵なことだと思います。」

 

 

 

 

 

 

 

◇ 障害福祉サービス事業所すまいる/社会福祉法人プライム

高崎市京目町にある「すまいる」は、就労移行支援と就労継続支援B型を行う福祉サービス事業所です。事業所内でパニックを起こした利用者への対応などをお聞きしました。

- 利用される前は、精神症状が悪化し、措置入院となってしまった方もいるとお聞きしました。
事業所を利用されるようになってからの変化についてお伺いします。

「日中活動の場がなかったときは、家族といさかいを起こしたり、外出先でトラブルがあったりなどをきっかけとして、精神症状が悪化するケースがありました。事業所を利用するようになり、生活のリズムができたこと、利用者同士で関わりを持つことが『ピアカウンセリング』になっていることなどにより、精神症状が良くなるケースもあるようです。やはり、日中活動の場は重要ですね。」

- 利用者の中には、利用中にパニックになる方もいると思います。パニックを起こした場合の対応に
ついて、教えてください。

「静養室で休んでもらいます。一般就労の準備をする事業所ということもあり、『パニックになったときの対応を自分で覚えていくこと』が重要だと考えています。パニックになったときの症状などを上司に伝えておくこと、必要な時は休ませてもらうこと、などを事業所での経験の中で、覚えて欲しいと考えています。」

- 「自分で覚えること」の効果を教えてください。

「就労後の定着率があがったことです。『パニック時の対応』を自分で覚えた方は、受け入れ先の理解も得られ、様々な支援をしていただいているようです。就労後の定着率の高さは、事業所の『売り』となっています。」

- 就労移行支援ならではの実践的な支援だと思います。他に就労継続支援B型事業所も展開されてい
るそうですが、その状況を教えてください。

「柴崎町、井出町でも就労継続事業を行っています。居場所として利用していただいたり、就労を望まれる方には就労を目標に支援いたします。なお、井出町の事業所『さーくる』は、27年4月に就労継続B型に移行したこともあり、まだ利用者の受入が可能です。是非、より多くの方に利用していただければと考えています。」

 

 

                              精神保健福祉関連の社会資源を訪問しました。(平成30年5月)

◇ 就労継続支援B型事業所/ワークプラザ虹   

前橋市にある「特定非営利活動法人エイチ・ツー・オー 就労継続支援B型事業所ワークプラザ虹は、平成25年10月から障害者総合支援法による就労継続支援B型支援事業所として発足しました。

- 通っている利用者の構成などを教えてください。

「精神障害者が90%、知的障害者が8%、2%が身体障害で、精神障害者の方が多く利用していま す。」

- どのような授産科目を実施していますか。

「シール貼り、カレーのレトルト詰め、荷札のひもつけ、喫茶等様々な活動をしています。特徴的な活動として、ピアサポーターが入院患者さんの0T療法のお手伝いをしています。」

- ピアサポーターの活動は、どのような内容ですか。

「県のピアサポーター養成講座を受けた利用者が、ピアサポーターとなって、精神科病院の入院患者を訪問したり、虹で一緒に作業をしたりしています。また、入院患者の0T療法としての一環として、精神科病院が行う買い物活動の同行の取り組みも行っています。ピアサポーターが、自分の経験を入院患者に語ること、一緒の体験をすることでピアサポーター、入院患者お互いに良い刺激となっていると思います。」

- 他の社会資源とのつながりは、どのようなものがありますか。

「就労移行支援事業所でうまくいかなかった方、精神科病院退所者等の利用、住まいとしてグループホーム利用、市の除草作業等、様々な社会資源とのつながりがあります。」

 

 

 

 

 

 

○ペンネーム「亀野あゆみ」さん提供

 

※掲載をご希望の方は事務局までご連絡ください。

 

--以前提供いただいた作品 ------------------------------------------

 

○「HIDEKUN」さん提供

 

希望の詩(PDFファイル)